「先日面接したCさん、まだ求職中でしょうか?」
おはようございます、小野です。
先日、A社様の採用担当者H様から、このような連絡をいただきました。
小野「Cさんですか?どうされました?」
H様「実は、内定を出していた方から辞退の連絡がありまして。。。
Cさんに改めて内定を出したいと考えています。」
話を1週間ほど前に戻します。
A社様では複数名の候補者と面接をおこない、最終的にGさんと、弊社からご紹介した
Cさんの2名が高い評価を受けていました。そしてA社様が第一候補として選んだのがGさんでした。
H様「Cさんも非常に良く、甲乙つけがたかったのですが、最終的に社内で協議した結果、G
さんを採用することに決定しました。」
その際、少し気になり、H様に確認しました。
小野「Gさんはもうオファーを受諾されたのですか?」
H様「まだ受諾はしていませんが、内定通知は出しています。本人も非常に興味を持ってくれており、
弊社に入社したいと言っているそうなので問題ないと思います。なのでCさんには不採用通知をしておいてください。」
Cさんには、残念ながら不採用の旨をお伝えすることになりました。
ところが、その約1週間後。
Gさんは他社からもオファーを受けていたようで、回答期限ギリギリになってA社様のオファーを辞退。
そこで冒頭の、「Cさん、まだ求職中でしょうか?」という事態に。
Cさんはまだ転職活動中でした。しかし、一度不採用の連絡を受けています。
その後に「やはりあなたを採用したい」と言われても、なかなか気持ちを切り替えられないものです。
結局CさんもA社様のオファーを辞退。
A社様は第一候補、第二候補の両方を逃してしまう結果となりました。
採用活動では、このようなケースが時々あります。
では、第一候補にオファーを出した時点で、第二候補にはすぐ不採用を伝えるべきなのでしょうか?
もちろんケース・バイ・ケースですが、私は第一候補が正式にオファーを受諾するまで、
第二候補への回答を少し「保留」にするという方法もありだと思います。
例えば、
「現在社内で最終選考をおこなっていますので、もう1週間ほどお時間をいただけますでしょうか。」と伝えておく。
もちろん、保留している間に第二候補が他社に決まってしまう可能性もあります。
しかし、一度「不採用」と伝えた方に、後から「やっぱり採用したい」と連絡するのとでは、候補者の心証は大きく違います。
考えてみれば、求職者側も複数の企業を同時に受けています。
第一希望の企業からの結果を待つため、別の企業への回答を少し待ってもらうこともあります。
であれば企業側も、第一候補の入社意思が正式に確認できるまで、第二候補への最終回答を少し保留する。
これも採用における一つの選択肢ではないでしょうか。
「内定を出した」=「採用が決まった」ではありません。最後の最後で辞退される可能性は常にあります。
せっかく面接で出会った良い人材。
ちょっとした採用プロセスの工夫で、両方を逃してしまう「機会ロス」は防げるのかもしれません。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。(小野)