おはようございます、小野です。
恥ずかしい話ですが、未だに日本語スピーカーのタイ人スタッフとのコミュニケーションで
失敗することがあります。
先日も、N2レベルの日本語ができるスタッフとのやり取りで、こんなことがありました。
スタッフから、
「この候補者の方、企業様に紹介してもいいですか?」と相談。
私は履歴書や経験を見て、「これはかなり厳しいな。。。」と感じました。
ただ、ストレートに「いや、それは無理。」と否定すると、スタッフが傷つくかなと思ってしまい、
私は
「うーん、ちょっと難しいかな。」と、返しました。
するとスタッフは、
「ありがとうございます!頑張ります!」と前向きな反応。
私は心の中で、「おいおいおい、違う違う!そういう意味じゃない!」
と思ったのですが、その瞬間ハッとしました。
日本人的には、「ちょっと難しい」という表現には、「かなり厳しい」という
「遠回しなお断り」のニュアンスがあります。
しかし、外国人からすると、
「ちょっと難しい」=「少しだけ難しい」=「そこまで難しくない」=「可能性あり」
つまり、
「少し難しいけど、やればできる」という意味に聞こえるそうです(汗)。
実際、日本人同士では自然に通じる曖昧表現や遠回しな言い方は、外国人にとっては
非常にわかりにくいことがあります。
つまり、我々にとっての「普通の日本語」が伝わらないのです。
その中でも難しいのが、「二重否定」です。
例えば、
「歩いて行けないことはない。」
「わからなくはない。」
「やりたくないわけではない。」
日本人同士であれば、なんとなく理解できます。
しかし外国人からすると、
「結局どっちなんですか!?」となります。
特に日本語学習者は、
“否定”という単語が2回出てきた時点で、頭の中が混乱するそうです。
考えてみれば当然ですよね。
「行けない」のか、「行ける」のか。結論を先に言ってほしいわけです。
厄介なのは、日本語レベルが高いスタッフほど、こちらもつい普通の日本語で話してしまうことです。
N2やN1レベルになると、会話も自然なので、「もう日本人感覚で伝わるだろう。」
と、無意識に思ってしまいます。しかし実際には、“言葉”は理解できても、日本人的な空気や
ニュアンスまでは完全には共有されていないケースも少なくありません。
これは、海外で日本語スピーカーの部下をマネジメントする上で、今でも私自身が反省する部分です。
特にリーダーは、「相手は理解しているはず」ではなく、
「自分の言い方は、本当に伝わっているか?」を、定期的に振り返る必要があるのかもしれません。
日本語って、本当に難しいですね。。。
皆さんはいかがでしょうか。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。(小野)