おはようございます、小野です。
海外でのマネジメントにおいて、「ルールの徹底」と「柔軟な対応」のバランスは永遠のテーマです。
特にタイのような環境では、日本の感覚で「規律を守らせよう!」と意気込んでも、思うようにいかな
いことが多々あります。かといって、全てを許容すると組織の秩序が崩れてしまいます。
このジレンマに直面したことがある方も多いのではないでしょうか?
かくいう私自身も、過去に「ルール違反は絶対に許さん!!」という厳格なスタンスを取っていた
時期がありました。例えば部下が業務の手順を無視したり、決まった報告を怠ったりするスタッフ
がいると、「なんであなたはルールを守らないの・・・?」と即座に指摘し、強めの対応をしていました。
しかし、よくよく考えてみると、これは単なる誤解やコミュニケーション不足が原因であることが、
ほとんどでした。
実際、スタッフに悪意があったわけではなく、
「そんな細かいルールがあることを忘れていた。」
「確認するつもりだったけど、つい後回しにしていた。」
というケースが大半でした。
こうした状況に直面するたび、「どうすれば適切に部下の管理ができるのか?」と悩んでいました。
厳しくすればするほど、スタッフとの距離が広がり溝が深まります。
かといって、放置すれば組織全体の締まりがなくなっていきます。
そこで私がたどり着いたのは、「ルールは明確に、運用は柔軟に」という考え方です。
具体的には、ルール自体は厳格に設けるものの、日常のやりとりでは「いちいちカリカリしない」こと
を意識しました。例えば、部下が遅刻をした場合、社内LINEグループで自己申告し、それを全員が
確認できる仕組みにしました。このようなルールをしっかり整備することで、スタッフが自主的に管理でき
る環境を作ることができます。
ただし、ルールを破ったからといって、その都度厳しく叱責するのは逆効果です。
スタッフは一度ミスをしただけで「また怒られるのではないか?」と萎縮し、結果として報告や相談が
減ってしまいます(経験済み、、、汗)。
そのため、「ルールには基づき、感情的な対応はしない」ことにしました。
違反があった場合も、「ルールとしてこうなっているから、次回は気をつけよう!」と軽く伝えるだけで
十分です。
また、上司である自分自身も完璧ではないという意識も重要です。
正直に言うと、私もこれまでの人生で、うっかり期限を過ぎてしまったり、ちょっとしたミスをしたりすること
はありました。いや、過去形じゃなく、今現在においてでもです。
誰もが100%完璧ではありません。そう考えると、「ミスをしたからアウト」ではなく、
「ミスを減らすためにどうすればよいか?」という視点で考えるべきです。
海外でのマネジメントにおいては、「どうすれば従業員が自主的にルールを守れる環境を作れるか?」
が鍵となります。トップダウンで締め付けるだけでは長続きしません。むしろ、「必要なルールは徹底す
るが、それ以上は干渉しすぎない」というバランス感覚が、異文化の中では特に重要になってきます。
タイでのビジネス環境は、日本とは異なります。
そのため、日本と同じ感覚で管理しようとすると、どうしても無理が生じます。
ポイントは、「現地の文化を理解しつつ、日本のマネジメントの良さをうまく融合させる」ことです。
このバランスを取ることができれば、海外拠点でも円滑な組織運営が可能になると思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)