小野国際社会保険労務士事務所

台湾人採用のススメ。

おはようございます、小野です。

先日私のもとにバンコク在住のある台湾人の方(Cさん)からメッセージがはいりました。

Cさん「小野さ~ん、元気ですか?いよいよ香港赴任です!」

小野「お~、Cさん!いよいよですね、香港でも加油!!」
※加油は中国語で「頑張ってね」という意味

Cさん「謝謝?~ またどこかで飲みに行きましょう!!(^^)」

こんな感じでCさんはバンコクから香港へと旅だっていきました。。。

Cさんは日本、台湾、そしてタイで勤務経験のある台湾人女性。
中国語、日本語、英語に加えて今はタイ語も可能と語学堪能。
業界での一貫性あるキャリア、能力とリーダーシップが評価され
某大手日系メーカーのタイ法人から、香港法人のマネージャー職として登用されたのでした。

先週に引き続き台湾ネタですが、今週は
「台湾人スタッフ採用のススメ」というトピックで、貴社の人材採用の選択肢の
一つとしてご提案させていただきたいと思います。

▼台湾人を採用するメリットとして、主に以下の5つが挙げられます。
1.超親日
2.語学力
3.PCスキル
4.貿易知識
5.海外志向の強さ

皆さん御存知の通り、台湾人は言わずと知れた超親日で有名です。
その親日ぶりは本当に凄く、台湾旅行はもちろん、台湾で生活された経験のある方
は何度も実感されているはずです。「親日」を通り越し、まさに「愛日」です。

そして台湾人と言えば、高い語学力とコミュニケーション力。
台湾人は中国語がネイティブなので、中国人をはじめとする中華系の方々との
交渉(日本人は苦手ですよね)を、母国語で高いコミュニケーション力を武器に、
そつなくこなします。加えて日本語と英語もビジネスレベルで、流暢に操ります。
日本語N2の台湾人は自身の語学力に劣等感を持っている方が多く、最終的にN1取得まで
学習する方が大半です。併せて台湾人はPCスキルも非常に高いものを持っています。

多くの台湾人が日本人と日本語でダイレクトにビジネスをおこなうことに慣れており、
日本式ビジネスにも精通しています。同じ「精通」でも中国人・韓国人に比べ、
台湾人は日本人をより理解しようと「努めて」くれます。

面積が九州より小さく、且つエネルギー資源に乏しい台湾は、日本から精密部品を輸入し、
中国で加工し、そして世界中に輸出するという三角貿易で経済を発展させてきたので、
貿易に精通した人材が多いです。

「自分たちがいつどうなるかわからない」危機感を常に持っている台湾人は、
独立・海外志向が非常に強いです。
そして多くの台湾人は、台湾国内におけるいびつな給与体系に不満を持っており、
チャンスがあれば海外就職を虎視眈々と狙っている若者が多いのが現状です。

以前タイで働いている20代のN1の台湾人女性と話す機会がありました。
彼女の給与はTHB65,000でしたが、「台湾に戻って仕事を探しても給与はTWD45,000
ぐらいしか貰えないので、台湾に戻りたくても戻れません!(T_T)」と嘆いてました。。。

※現在為替は台湾ドルが若干高くなっていますが、TWD45,000=THB45,000と、
 ほぼイコールで考えていただいて結構です。

私自身もうかれこれ15年以上台湾人と一緒にビジネスをしていますが、日本人にとって
台湾人は理想のビジネスパートナーの選択肢の1つに間違いなく入ると思います。

もちろん、台湾人人材も、日本人同様にそう簡単に見つかるものではありません。

ただ今後も中国・台湾系企業のASEAN進出の一層の加速が予測される中、
日本人ローカル社員のみに拘らず、並行して台湾人材の採用を検討してみるのも
良いかもしれません。

台湾在住の台湾人をリサーチし、
タイの日系企業へタイムリーに紹介させていただくことが可能なのは、
日系・非日系問わずタイではエコアズ・グループだけです。

台湾人人材の採用をご検討中の企業様、台湾人人材についてより詳しくお知りになりたい
企業様はお気軽にお問い合わせください。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)