小野国際社会保険労務士事務所

23歳なでしこ女子、タイ就職までの軌跡

「皆さまのお陰で無事にタイで就職が決まりました!本当にありがとうございました!!」

おはようございます、小野です。

日本人求職者のCさんからのこの言葉に、私自身もようやく肩をなでおろすことができました。
Cさんは23歳。英語に加え、タイ語も読み書きを含めて高いレベルで流暢に操る語学力を
お持ちです。

Cさんがタイ語を学ぶようになったきっかけは、おじいさまの存在でした。
かつてタイに駐在していたおじいさまを子供の頃に何度も訪ねるうちに、Cさんは自然と
タイという国に魅了されていきました。そして「英語はできても、タイ語は難しいなあ、、、」と
こぼすおじいさまを見て、Cさんはこう心に決めたのです。

「いつか、私がおじいちゃんの通訳になる!」

その想いを胸に、Cさんは千葉県にある某外国語大学のタイ語学科へ進学されました。
タイ語学科の学生は約30名。
タイに縁のある方と、英語学科の難易度からタイ語を選んだ学生が半々だったそうです。
そうした中でも、彼女は目標を見失うことなく、着実に語学力を磨いていきました。

卒業後は日本の空港にてカウンター業務に従事し、タイ語を日常的に使用してきたCさん。
しかし、心の奥底にあった「タイ現地で働きたい。」という想いが薄れることはありませんでした。

弊社にご相談をいただいたのは今年の1月でした。
当時のCさんの就業経験は1年未満。
タイ現地での就職を希望されるには、就労ビザや企業側の条件面で非常に厳しい状況であることを
率直にお伝えしました。

小野「今の状況でしたら、Cさんのタイで就職可能な企業はかなり限られてきます。
最低でもあと1年、出来れば3、4年は日本で経験を積まれたほうが現実的かと思いますよ。」

Cさんはそれを聞きながら、「わかりました。長い目で見ていきたいと思います。」とお答えになりました。

ところが3月、、、再びCさんから連絡をいただきました。
「やっぱりタイ就職が諦めきれません!私、4月からタイに行きます!!」

覚悟を決めた様子でした。正直内心では非常に難しいと私自身は感じながらも、Cさんの意思の
強さを尊重し、できる限りのサポートをさせていただくことにいたしました。

実際にタイでは、例えばBOI企業では最低でも2年以上の職務経験が必須条件となっており
(業種によっては5年以上)、Cさんの求人の選択肢は非常に限られていました。書類選考の
通過も容易ではありませんでしたが、それでもCさんは諦めず、常に前向きに就職活動を続けられま
した。

そして最終的に、タイ語を活かせる某日系企業のカスタマーサポート職にて、現地採用の内定を
勝ち取りました。持ち前の明るさと語学力に加え、日本での職務経験も高く評価された結果です。

Cさん「皆さまのお陰で無事にタイで就職が決まりました!本当にありがとうございました!!」

小野「おじいさまも、きっと天国で喜んでいらっしゃると思いますよ。」

Cさん「はい。おじいちゃんの通訳にはなれませんでしたが、きっとこれからも笑顔で私のことを
見守ってくれていると思います(^^)」

20代の方のタイ就職は、ビザの関係で昨今ますます厳しくなっていますが、Cさんのような
志ある若手人材が、これからもタイで力を発揮できるよう、弊社もサポートしていきたいと思います。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。(小野)